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ヘタテニオヤジの独り言 テニスの腕前は大したことなく、娘たちにも歯がたたなくなってしまった悲しきオヤジの独り言です。

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ヘタテニオヤジ
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引き分けがない(当たり前ですが)

前回の続き、

練習仲間の中学1年生の男の子、
彼のお父さんがテニスを始めてみたいと思うキッカケになった小説、
宮本輝“青が散る”
何故か作者名と作品名は知っていた私(内容は全く知らない)、
テニスを始めてみたいと思われた理由が知りたくて、読んでみることにした(ここまでが前回の記事)。

舞台は新しく開校した大学、
その大学でテニス部を創設しようと気合の入った学生が一人、
彼に(やや強引に)誘われ、同校初代部員になる人物が主人公、
新設の学校だけに先ずはコート造りからという苦労話から物語はスタートする。

実は私、同じ様な経験をしている。
入学した中学校はかなりのマンモス校(14クラスほどあったかな?)、
学生を分散させる必要があり、中学2年からは新設中学に移ることになった。
新しい中学校のコート(軟式テニス)予定部には、ポール用の二つの穴だけがあり、
その穴を起点に地均しから始め、メジャーで測り、
コーナーにポイントブロックを埋め込み、コートを完成させたピース

そんなこと思い出しながらも読み進める、
題材がテニスだけに当然のことながら途中、試合の場面もある。
これがなかなか詳細で、いろんな戦術の話や心理状態が文章で描かれている。
おそらく実際にテニス(の試合)を経験した者でないと書けないような内容・・・、
私、『この作者、テニスしてたのかな?そうじゃないと、ここまで・・・』
そう思いながらも読み進める。

結局は、学生故の(若さ故の)種々の苦悩や葛藤を描いた小説(だと思う)、
本編を読み終えた後、後書きや解説を読んだところ、
やはり作者はテニス経験者だったとのこと。

残念ながら、“テニスを始めてみたい”と思われた理由は私にはわからなかったお前なぁ
しかし作品自体は非常に読みやすく、上下巻2冊あったが、
非読書家の私ですら一気読みできた小説、
特にテニス経験者は試合の場面ではある種の興奮を覚えることは確か、
興味のある方はご一読ください。
(あくまでもヘタテニの個人的感想です)

そんなこともあって、テニスをする(テニスの試合に出る)うえで、
参考になるような言葉(文章)がいくつかある。
その中で私(ヘタテニ)が一番印象に残ったのは、
(なんと、前述のお父さんも同じ言葉に惹かれたらしい)
《テニス(の試合)には引き分けがない!》という意味の言葉、
当たり前のことなのだが、言われて『ハッ』としたヘタテニです冷や汗

確かに各スポーツの中には引き分けがあるものもある。
テニスは引き分けの無いスポーツのうちの一つ、
いざ試合が始まれば、必ずどちらかが勝者で、どちらかが敗者、
そう考えると・・・(残酷な世界だびっくり

他にも『これは!』と思う言葉(文章)があったので、
それをさがしつつ、もう一度ゆっくり読み返したいと思っています。
(いつかアップできれば・・・、ん、それって著作権侵害?)


以上、今日の独り言でした。
投稿者 ヘタテニオヤジ 22:51 | コメント(0)| トラックバック(0)
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